何からそろえる? 道具の疑問!
「キャンプやってみたい!」「始めてみたい!」となると、まず最初に気になるのは「何の道具から買えば良いんだろう?」という疑問ですよね。
お店に行ってみると種類もさまざま、値段もピンキリ。最初のうちはメーカーの名前も、ブランドのロゴも、初めて見るものばかりでどれを選べば良いか見当もつきません。そんな理由で、このページを開いてみた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
あるいはベテランキャンパーさんでも、キャンプを始めたいお友だちから同様の相談をされて、答に窮した方もいらっしゃるのではないでしょうか? 実を言うと、現に私も「キャンプ道具って何から買えば良いの?」と訊かれて、その答に困り続けてきたりしています。
初回にあたる今回は、そんな究極の質問に、編集部なりに精一杯お答えしていきたいと思います。
結論から言うと、答えは3パターン
道具選びで少々失敗したって、また別のを買えば良いやっていうリッチな方はこの記事の対象にはなりません。というか次々道具を変える方なんてなかなかいませんよね……。すると、私のようなたくさん買えない節約生活民の「失敗しない道具えらび」の方法は、次の3つになるかもしれません。
A. 道具を買わずに始めてみる
空前のキャンプブームが到来し、さまざまなキャンプ場が充実してきた昨今は、道具を何も持たなくても「手ぶらキャンプ」から始められます。ホテル並みの設備が整い、シェフがお肉を焼いてくれる「グランピング」や、テントから寝袋までレンタルしてくれるキャンプ場など。
しばらくの間は、何も購入せずにキャンプを経験してみるのが最も賢明かもしれません。予約の際は、レンタル用品も予約しておくことを忘れずに……。
*メリット : 「キャンプが自分に合わないな」って思ったらすぐにやめられる
*デメリット :「何か買いたい」という物欲が満たされない
B. とりあえず安い道具で一式揃えてみる。
なにはともあれ、実際この方法で始められている方が一番多い気がします。例えばチェアにしてみても、ホームセンターなら2〜3千円。アウトドア専門店では1〜3万円。結構な価格差があります。
最低限必要なテント、寝袋、チェア、テーブルなどを揃えても、安いものなら3〜5万円で済むはずなので、とりあえずそれで始めてみて、目が肥えてきたらタープや焚き火台やランタンなど、さらに上級者アイテムを狙ってみたり、こだわりの高級ギアに買い替えたりするのも良いかもしれません。
*メリット : 自分の道具でキャンプへのわくわく感が高まる!
*デメリット : 結局買い直すことになった時、ちょっとだけ散財感……
C. 1品ずつ調べながら取り揃えていく
最後の「C案」は、上の「A案」と「B案」を折り混ぜたような折衷案となります。今やネットでたくさんの情報が手に入り、ポチっとするだけで何でも買える世の中です。
すべてのギアの情報やブランド名を把握するのは無理でも「焚き火台」だけを調べようとすれば数日で定番商品や高級品の目利きはできるようになります。
かくいう私もこの「Cの方法」でキャンプを始めました。憧れののテントだけ先に買って、あとは家の食器や布団を車に積んでキャンプに繰り出していました。
*メリット : 買い間違いが少なく、物欲も満たされる
*デメリット : 全部揃えるのに時間がかかり、家の物を使うと荷物がかさばる
結局すべてはあなた次第!
でもやっぱり、機能や実用性は後回しで、買いたいものを買っちゃおう!と始めてみるのがいちばんかも。
かわいい、かっこいい、欲しい! で買ってしまっても、愛着はあとからついてきます。不便なところが少しくらいあったって、愛があればカバーできます。
それでも不安な方は、グッピーこずえさんの動画が参考になるかも!